教習所へ行こう!(技能第一段階編) 
4月4日(土)第一段階 1時限目
  今日は技能教習1限目、模擬教習。カートレーナーを使って教習する。
免許持ちのダンナは「あんまり役に立たなかった」と言っているが...。
  教習は10時から。開始15分前までに配車券を取らないといけない。普段の土曜よりちょっと早起きだ。
まず配車券を取って、模擬教室の前で教官を待つ。一緒に教習を受けるのは5人、全員女性だった。
  教習室に入ると、カートレーナーが5台並んでいて、左端から順番に割り当てられて、私は2号機になった。
3号機は入校説明の時に一緒だった人、1号機は学科の時に見かけた事のあるちょっと年配の人だった。
カートレーナーは、運転席風の座席の前にプロジェクタが付いたようなもので、横にはドアと思しきバーが付いている。
一瞬、「これ、どうやって乗るの?!」と戸惑ったのは、私だけではなかったようだ。
  教習はビデオに合わせて一緒に操作の練習をするような形で進められる。
座席の調整、アクセル、ブレーキの踏み方、エンジンのかけ方くらいまでは、まあ順調だった。
さて、発進の段階になって...チェンジレバーがやたらガコガコ動く。しかもむちゃくちゃ重い。(ちなみにちゃんとボタンは押している)
ままよ!と力いっぱい引いたら、今度は「D」を通り越して「2」のレンジまで行ってしまった(^^;) どうも力の加減が難しい...。
ハンドブレーキが、これまたやたらと重い。運転ってこんなに腕力が要るものなの?!
  ウィンカーを右に出して発進...「ビデオに合わせて発進/停止をしてみましょう」と言われても、ビデオで流れていく景色はアクセルやブレーキの操作とは全く無関係に動いていく...とりあえずスピードメータを見ながらアクセル、ブレーキを踏むがブレーキを踏んでも踏んでも止まらない。本物もこんな感じなのか?!
曲がり角の走り方などもあったが、やはり画面が勝手に動いていく状況でアクセル/ブレーキの操作感覚を掴むのはちょっと辛い。
もしかしたら、最初からそんな事は考えちゃいけなくて、画面だけ見て雰囲気を掴む事に専念した方が良かったのかも。
  一通りの教習が終わり、教官が何か質問が無いか確認すると、1号機の人が質問をした。
「あの〜、力が弱くてハンドブレーキが操作できないのですが...」
「あぁ、実際の教習車はこういう形じゃなくて、足で踏むやつだから、これが出来なくても大丈夫!」
  さて、この教習の成果や如何に?!
 


4月7日(火)第一段階 2時限目
  朝起きたら、どしゃ降りの雨だった。今日は初めて本物の車を運転するのに、イマイチついていない。(前にもこんな事を書いた気が...) でも、教習は夕方からで、昼過ぎには雨が上がったので助かった。
  座席の調整やミラーの調整、ハンドルの回し方など一通りの復習から始まった。ハンドルはちゃんとした場所を持っていないと自分でどれだけ回したか分からなくなるので、きちんと把握しておく事、そうしないとカーブでハンドルを切った後戻す時に困るといった注意があった。今日は、コースの右回りと左回りを練習するとのことだ。
  最初、教官が運転してお手本を見せてくれたあとで、いよいよ自分で運転することになった。最初は右回りだ。
道の真ん中を走る事からして難しい。中央線に寄りすぎたり、逆に左側に寄せすぎたり...。
ハンドルをどのくらい切るとどれだけ曲がるかというのもいまひとつピンと来ない。カーブで失敗して大きくはみ出してしまったら、
目の前にちょうど方向転換のためにコースの側まで来ていた送迎バスがいた!
  ちょっと慣れてきた頃、左回りに変更。
「左回りは内輪差があるから気を付けて」と言われても、具体的に何をどう気を付けなきゃいけないのかイマイチピンと来ない。
気を付けないとどうなるのかはすぐに分かった。なるほど最初のカーブで前輪からもろに縁石に乗り上げてしまった...(^^;)
どうもうまくいかない。縁石に乗り上げるのは早くハンドルを切りすぎるからか?と思ってちょっと遅目に切ると、今度は曲がり切れずに慌ててもっとハンドルを回してしまって、ハンドルを戻し切れなくなったり...。
  教習所のコースは、走ってみると見た感じよりもずっと狭く感じた。やっとこさ曲がったと思うと、すぐ前にまたカーブがあったりする。
左回りのコースの一個所には障害物を避ける練習用にパイロンが置いてあるのだが、そのちょっと先は左カーブだ。
右にウィンカーを出して、パイロンを避けたらすぐに左に寄せて、そのまま左カーブに入る事になるのだが、どうしても慌ててしまう。
何週目かに、ついにハンドルを戻し切れず、左側全部が乗り上げてしまい、目の前に街路灯の柱!!
教官曰く「ぶつけちゃったら大変ですから。」...済みません。
やっと戻した次のカーブでは大回りになってしまった目の前に、対向車線を走る教習中の自動二輪がぁ!
「バイク引いちゃうと大変ですから。」...済みません。
我ながらあまりの下手さに思わず「これって結構ひどくないですか?!」と言うと、「自分でひどいって分かってるだけいいですよ。」
  教習が終わって車から降りるとき、
「忘れ物しない様にね!さっき急ブレーキ踏んだときカバンが落ちたから。」
あれま、ほんとだ...。
「いや〜、実にいい急ブレーキを踏んでくれたから。」
ええっ?!私が踏んだの?!ぜんぜん記憶に無い...。
  結局左カーブは、まぐれでものすごくきれいに曲がれた1回を除き、満足に曲がる事ができなかった。先が思いやられる。


4月8日(水)第一段階 3時限目
  家を出るときから天気がちょっと怪しかったのだが、学科を受けている間に雨が降り出してしまったようだ。
そんなにひどい降りではないので、大丈夫だとは思うけれど...。
  今日は左回りと左折の練習をするとの事だった。左折?!...左回りも満足に出来ないのに...はっきり言って恐怖だ。
昨日とは違う教官だったので、前回どうしても左回りがうまくできなかったことを話したら、「それは前を見て曲がろうとするからだよ。」と言われた。
  今回も、最初に教官がコースを回ってお手本を見せてくれた後、交代して運転席に座る。
もし出来なかったらどうしよう!と思ってすごく緊張したが、最初のカーブはなんとかクリア。かなり大回りだったが、昨日よりははるかにマシ。ホッとして気持ちがちょっと楽になった。
教官に「ほら、前見て曲がろうとしてる。」と言われた。ん?そう言われれば、道の真ん中辺りを見ながらハンドルを切っている様な気がする。そこで、道の左端を見るようにしたら...あれ?!嘘みたいに楽に曲がれた。車がどこを向いているのかが実ににはっきりと良く分かる。視点1つでこうも変わるものかと、妙に感心してしまった。
これをきっかけにして、左カーブはあまり苦労をせずに回る事が出来るようになった。
  左折も基本的には同じで、多少ハンドルを多く切らなければいけない点だけが問題だった。
しばらくやっていると、教官に「あ、ハンドルの持ち方が変」と言われた。持ち方?...気を付けていると切り返しの時に、確かに変な回し方をしている。「なんか右手だけで回そうとしていない?」...ああ、なるほど、左手が追いつかないで強引に右だけで何とかしようとしている感じだ。次のカーブはちゃんと回せたが、たくさん切って急いで戻そうとすると、やっぱり阿波踊りになってしまう...。
  だんだんと慣れてきて、まあそれなりに運転できるようになったところで、同じ所を周回するのではなく、教官に言われた所で曲がるような練習になった。曲がり角にはそれぞれ番号がついる。
「はい、15番の角を曲がって」「はい」/「16番曲がって。」「はい」/「次、19番曲がって」「19番って突き当たりでしたっけ?」
なんだかタクシーの運転手になったような気分だ。
  今日は比較的上手に運転出来たんじゃないか思う。昨日に比べたら格段の進歩だ。
昨日はすごく狭いように感じていたコースも、ちゃんと曲がれるようになったら見え方がぜんぜん違ってくるから不思議だ。
今回の課題は「ハンドル操作」だ。教官にも早いうちに正しい操作を身につけるようにと言われた。
そういえば、なんだか右腕が張ってて、ちょっと痛い。これは、帰ったらナベブタと格闘せねばなるまい...。


 
4月10日(金)第一段階 4時限目
  指定された車のところに行って、荷物を置いておくために運転席の後ろのドアを開けると「ギ、ギ、ギ、ギ、ギィ〜」と、なんか、ものすごい音がして、ちょっとびびった。ここの教習所では教官の指名も出来るのだが、今のところ指名はしていないので、教官も車も日替わり。
  今日は左折の続きで、しばらく外回りを回った後、教官と交代して今日やるところのお手本を見せてもらった。
再度交代して運転席に座る。さて、ここで目標位置で停止するための練習。
数メートル先にA,B,Cと3本の線が引いてある。Bの線で止まるようにブレーキを踏む。
ちょっと手前だったかな?と思ったのだが、車から降りて確認すると、なんと1mも手前。
死角があるので停止線で止まる場合はその辺を考慮しないといけない。
  さて、今日も教官に指定された角を左折する。
昨日は、コースの真ん中辺りの道を左折していたのが、今日は曲がった所のすぐ次の角をまた曲がるので、ちょっと大変だ。
どうしても大回りになってしまう。必死にハンドルを切っていると横から教官が「今日はいい天気で暑いね!」「ううっ...そうですね。」
ハンドル切りながらお愛想する余裕は、まだちょっと無い。
  見通しのきかない曲がり角ということで、道の両側に2mくらいの高さの塀が作ってある丁字路を左折する。
右側を確認しながら、ゆっくり出て左折しないといけない。これは難しいし、結構怖い。
とろとろしてると、すぐ次の車が来てしまう。「常に状況が変わるから、右側、良く見てね!」
でも、右ばっかり見てると、いつまでたっても左折できないし、直進してくる車はかなりスピード出してくるし...。
一体、どうしたらいいんだ?!
  今日は、走行位置が中央線に寄りすぎていることを指摘された。でも、左に寄せようとすると、カーブで脱輪したりして、どうもうまくいかない。それと、カーブに入る際にスピードが出過ぎている事。たまにウィンカーを出し忘れている事。これは両方同時に起きているような気がする。
もう一点、丁字路を曲がる際に、他の車を慎重に待ちすぎることを指摘された。どのくらいの距離があれば行けるのかが、良く分からない。その点を質問すると「う〜ん...しばらく乗ってると分かるようになるよ。」...なるほど。
ちょっと、先が長そうな気配が漂い始めている気がする。

4月12日(日)第一段階 5時限目
  今日の教官は、現れるなり「はい、じゃ運転席座って。そこ、右に出てね、突き当たったら左に行きましょう。」 な、なんだかハイペースだ。すでにこの時点で、私はちょっと焦ってしまっていたかもしれない。 チェンジレバーを「D」にして、踏んでたブレーキを放して...、あれ、動き出さない?! 「はい、ちゃんとこれ外してね!」...サイドブレーキがかかったままだった(^^;)
  さて、今日も教官の指示通りに走るのだが、交差点の右折が加わった。
これが、かなり曲者だ。左折して、すぐ次の交差点を右折!ハ、ハンドルがぁ〜。
慌てちゃいけないと思うのだが、どうしても焦ってしまって、どこまで回すと元に戻るのか、一瞬分からなくなった。
「左折したら、すぐ右に寄って!」頭では分かっているのだが、行動が付いていかない。あわわ...。
  今日も左側を空けすぎている事、大回りになる事を指摘された。
「ハンドルの切り方一つで行く先が決まるんだから。狙ったところに一発で行かないと。」...そう言われたってねぇ。
どうもハンドルの切り返しのタイミングが遅すぎるらしく、戻りきらないうちに次の曲がり角になってしまうのがまずいらしい。
う〜ん、どうすればいいのだろう???  ついに出た!教官の一言「へ、た、く、そ」。うん、私もそう思う。
  もう一つ、どうもブレーキのかけ方が悪くてスピードが十分に落とせていないことも指摘された。
前に乗った車が、やたらブレーキの効きが良かったので、恐る恐る踏んでいたのだが、この車はそうでもないようだった。
「どうも、どのくらい踏んだら、どれくらい止まるのか良く分からなくて...」「やってみればいいじゃない。」...なるほど。
こちらの方は、何度かやるうちになんとなく出来るようになり、そのおかげで直線ではかなり思い切ってスピードが出せるようになった。
  しかし、ハンドルを切るタイミングは最後までイマイチで、大回りになったり、脱輪したり、ふらついたり・・・。
どうも私の方がハンドルに振り回されている感じだ。何が悪いんだろう???
最後、教官に「どう、少しは慣れてきた?」「いえ、まだちょっと...駄目ですね。」
  帰って来てダンナに「ハンドルを戻すのがなんか大変...」という話をしたら、「え、アクセル踏みながら曲がれば勝手に戻らない?!」ん、アクセルを踏みながら曲がる...そういえば、ハンドル回す事ばかり気にして、ブレーキを放した後、曲がり終わって一息つくまで、何にも踏んでない様な気がする...。 もしかしてAT車だから動いてるけど、MT車だったら止まっちゃったりしてる?!
  なんか、その辺りに問題があるかもしれない。次回はちょっとその点にも注意してみたい。


4月14日(火)第一段階6時限目
  今日は天気が悪い。大粒の雨が降ったり止んだりしていて、おまけに風も強い...こんな日に教習なんてやだなぁ。
今日も、最初は教官に指定された通りに、あちこち曲がる。やっぱり、大回りになったり脱輪したりする。
カーブ手前での減速が不十分だったり、ハンドルの返しが遅れたり...。
ほとんど止まっちゃったような状態なら、何とかちゃんと曲がれるのだけれど、これでは後ろの車に迷惑だよねぇ(^^;)
とにかくハンドル操作がスピードについていけていない。
  しばらく、ああでもない、こうでもないといいながらコースをぐるぐる回った後、説明を受けるため教官と交代。
右折、左折のラインどりの説明を受けながら、坂道へ。
坂道発進といえばMT車では最大の難関のようにいわれているけれど、AT車ではそうでもないらしい。
基本的には、アクセルを踏んで、サイドブレーキを外すだけ。下りはチェンジレバーを「2」にしてエンジンブレーキを使って...ということだったが、私には下った先の道が建物の1F部分に入っていて、壁の手前で右カーブという事の方が、よほど気になった。
  逆側からの上り下りの説明も受けた後、交代して自分で運転する。傍から見るとたいした坂ではないのに、いざ上ってみると
「げ、空しか見えない!!」ちょっとビックリ。
サイドブレーキをかけて、アクセルを踏む。ちょっと強く踏みすぎて、一瞬、飛んで行くかと思った。
「はい、サイドブレーキを放して」...ああ、なるほどちゃんと進む。
頂上を過ぎて、下り。チェンジレバーを「2」にして...「はい、手元見ないで!」  う、それは難しい。
下りた辺りで「D」に戻して、その先右カーブ。ああ、どこにもぶつからなかった。ホッ。
逆側からの上り下りは、2回目なので、最初よりは落ち着いて、ちゃんと出来たと思う。
  さて、「速度が十分落ちているときにはちゃんと曲がれてるから」と言われたのだが、大分手前からほとんど止まっているくらいまで落としたとき以外はハンドル操作が間に合っていない様な気がする。はみ出して対向車をビビらせるせるのと、どっちがマシだろう。
あとは、交差点の右折の際に、通っている場所が真ん中過ぎることを注意された。たしかに交差点の中心に打ってある点をずっと見ちゃってる気がするので、多分それが悪いのだろう。
今回は、一応OKにしてくれたけれど、自分でも、まだ曲がるのは全然下手だと思う。


4月15日(水) 第一段階7時限目
  「じゃあ、今日は新しい事をするから」、最初は助手席に座る。 バックの時の注意点を聞きながら、コースへ出る。
「バックは後でやるからね」ということで、向かった先はクランク。
  「そのクランク、どっちに曲がってる?」「右です」「じゃ、どっちに寄せていけばいい?」「右...ですか?」
「うっそだ〜!右に曲がるんだから、右がいっぱい空いてた方が楽に曲がれるじゃない。」 ああ、なるほど。
説明を受けながらそのクランクを抜けて、次のクランクへ。
「ここはどっちに寄せて曲がるの?」「えっと...(さっきは右に曲がってて左に寄せたんだから、今度は左に曲がってるので)右。」
「合ってるけど、遅い。それじゃ、車走ってっちゃうよ!」 う〜ん、確かに(^^;)
ここでは失敗したときの切り返しのやり方の説明を受けた。当たった方にハンドルを回してからバックするのがポイントのようだ。
  次はS字。コースに入って、最初のカーブの途中で車から降りて、その時の車体とタイヤの状態を見、この先の視点移動のポイントを教えてもらって、さて、車に戻ろうとすると「あなたはあっち!」  えっ、いきなりこの状態から運転ですかぁ?!ちょっと真っ青。
普通の道もまともに曲がれないのに、ウォーミングアップも無しに、こんなくねくねしたところを走れとおっしゃる...。
なんとか抜け出て、普通の道に戻る。次のクランクまで走る間に、やっぱり言われた。「あなた大回りだねぇ...。」
  さて、クランクに入る。「ほ〜ら、あなたの好きな大回り!」 別に普段は好きで大回りしてるんじゃないっんだてば!
やっぱり、なかなか思ったようには動いてくれず...ああ、切り返さなきゃだめだ。ハンドル回して、チェンジレバーは「R」...
「ほら、さっき、どのくらいハンドル回せって言った?!」「一回転くらい。」「今それだけ回したか?」「でも、ここまでしか回らないんです!」「どれ...(ぐぐっ)...あぁ、縁石に当たっちゃってるから動かないんだ。こういうときはアクセル踏んで...。」
  そんなこんなで、しばらく前に行ったり、後ろに戻ったりしながらクネクネ曲がった後で、外周の外側の縁石で区切られた部分に出る。
「バックの練習するから、縁石に寄せながら下がって。」 バックは後でやるって言ってたのは切り返しのことじゃなかったんだ。
単にまっすぐ下がるだけなのだが、思ったよりも難しいというか、おっかないというか...。
「速度が速すぎる。なんでそんなにブレーキをちょこちょこ踏むかなぁ。こういう風に調整出来ない?!」と見本を見せてくれた。
えっ、ブレーキってそんな半端に踏んだまま、ず〜っと走っていい物だったの?!...全然知らなかった。
やってみると、なるほど、これなら安心して走れる。もしかして、これって常識?!
  以前から「ハンドル回すとき、なんか力がはいってない?もっと軽く回せばいいんだよ。」と言われていたのだが、どこにどう力がはいってるのか、さっぱり分からなかった。 さて、そろそろ終了の時間、「じゃ、そこの角曲がって」  ああ、今日はこれで終わりだ!と思ってほっとした瞬間。 あれぇ?!ハンドルが楽に回せる。  あらら、ほんとに緊張して力が入ってたんだ。いままで、ハンドルにしがみついて、全力で回してたのは一体なんだったんだろう?!
なんか、こうしてみると私の場合、基本的な部分でボケをかましている事が多い様な気がする。


4月16日(木)技能1段階8時限目
   今日はまたS字とクランクだ。
昨日の事を思い出して、力まないでハンドルを切る事を心がけた。今までよりはずっと楽になった気がする。
クランクに入っても、2時間目なので、昨日よりも道幅が広く感じられる。でも、最初はやっぱり切り返さないと駄目だった。
次は前がちょっと危ないかなぁ...と思いながらも強引に曲がってしまったり。どこにも当たらなかったけど、かなりきわどかった。
  S字は比較的スムーズに通れるようになってきたが、「ちょっと止まって。今どっちに寄ってるか分かる?」「え?!」
右側はかなり縁石ぎりぎり、左側のドアを開けて見せてくれたら...びっくりするほど空いていた。おかしいなぁ...。
  何度か繰り返すうちに、かなりスムーズに通り抜ける事が出来るようになった。ハンドルを持つときに力まない事と、ブレーキを適当に踏みながら速度を調整する事が出来るようになった事が大きいと思う。でも、そんな簡単な事がどうして今まで出来なかったかなぁ。
  今回は、S字で右にハンドルを切りすぎていること、クランクで前がぎりぎりになっていることを指摘された。クランクは前が当たっちゃうと試験中止になるから気を付けるようにとのことだった。
また、コースを良く覚えて、戸惑わない様にと言われた。実は私には、たまに左右を間違えるという致命的な欠陥がある。今日は2度ほど右と言われたのに、左に曲がろうとしていた。ちなみに、うちの父親にもその傾向があったりするのだが、これは遺伝なんだろうか?!

4月16日(木)その2技能1段階9時限目
  教習を終えてコースから戻ってくると、入り口で「次回、空車があります。乗りたい方は配車係まで!」 おっと、これはチャンスかも。今日はわりと調子がいいからもう1時間乗ってしまえ。
  さて、第一段階の見極めだ。どうも緊張したらしい、またサイドブレーキを外すのを忘れた...(^^;)
走り出して、カーブを曲がる。「おい、何でブレーキを踏みながらカーブを曲がるんだ!」 げ、このところ狭路ばっかりやっていたので変な癖がついてしまったかも...。
  指示に従い、コースを回る。坂道発進ではまたアクセルをふかしすぎたし、左折では後輪のタイヤを擦ったり大回りになったり、結構ぼろぼろだった。あちゃ〜、っと思っていると、「まあ、一応これで第一段階終わりにするけど。」「ええっ!終わっちゃっていいんですか?!」「う〜ん、S字もクランクもちゃんと通れてたから...。」  確かに狭路だけは、今までで最高の出来だったんだけど、普通の道はまともに走れてなかったと思うんだけどなぁ...。
  残りの時間は、進路変更の練習をした。なんか変な癖がついてしまっていて、スピードが出ているとちょっと怖い気がしてついブレーキを踏みながら曲がってしまい怒られる。
「ほら、ここでブレーキをかける、ハンドルを切る、戻しながらアクセルを踏む、バックミラー確認、合図、目視、右に寄せる...」
だめだ、スピードについていけない...。 目視確認で斜め後方を見て、顔を前に戻すと、げ、カーブ直前。「目視は一瞬!」
あまりにもドタバタしてしまうので、思わずスピードを落としてしまったら、「いくら徐行しても違反にはならないんだけどさ...」  ごもっとも、これじゃ周りに迷惑だ。
  とりあえず、「無事」とは言えないけど、これで第一段階は終了した。
最後に、教官が一言。「車の運転は時機でやるんだからね。合図の時機、目視確認の時機...そういう点を直していかないと第二段階もどんどんダブってっちゃうよ!」
まだまだ、道のりは長そうだ。

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