教習所へ行こう!(運転免許試験編)


 
6月4日(木)卒業検定
  今日は、いよいよ卒業検定だ。集合時間は13:30。
教習所の入口で、高速教習のとき一緒だった人に会った。彼も、今日卒検を受けるのだそうだ。
  集合時間になり、教室に入る。男女4人づつの計8人で、MT車の人が5人、AT車が3人だった。
順番に席を割り当てられ、コース図が渡される。コース図といっても普通の地図上に始点、終点の矢印が記入されているだけのものだ。コース図の裏側には、卒検受験時の注意事項が書いてあった。
  最初に検定時の注意事項に付いて説明があった。
仮免のときと同様、減点方式で100点満点中70点以上が合格。危険行為があった場合は検定中止となる。危険行為としては、仮免のときのものに加えて、側方通過時に安全な距離が保たれていない場合とか、横断歩道の歩行者に道を譲らなかった場合などが追加されていた。
  同じ机になった2人が一組で、まず行きの人が、教習所から検定員の指示で地図の始点まで走り、その後、終点まで自主経路。そこで帰りの人と運転を交代。同様に地図の始点までは検定員の指示で走り、そこから自主経路で終点が教習所になっていた。
  赤鉛筆が配られ、各自、自主経路の際に通る道を地図上に記入する。適当な時間をおいて、赤鉛筆を回収しながら教官が経路をチェックをし、勘違い等があれば指摘してくれていた。私は帰りの運転で、当たったのはみきわめのときと同じコース。自主経路の範囲はみきわめのときよりちょっと短かった。「ずいぶん簡単な経路だなぁ!」「これ、超ラッキーですよね!」
  教官が準備のために退室し、しばらく待機。私と組んだ人に、ちょっと疑問に思っていたことを聞いてみる。「あの〜、MTの方ですよね?」「はい、そうですけど...」「私、ATなんですけど、行き帰りで車、どうするんでしょうね...?」
  教官が戻ってきた。今回は2台の車で2組づつが検定を行う。「最初の組は、途中で車を交換するから、行きの人の終点で降りて、ちょっと待っててくれる?30分くらいかかると思うんだけど...。」「え、2人で道端でぼ〜っと立ってるんですか?!」「じゃあ、一緒に乗って帰ってくる?」「その方がいいです...。」
  そんな訳で、まずMT車を行きの人が運転して出発。私は後部座席に乗る。彼女はちょっと緊張していたみたいで、ちょっとしたミスはあったものの、無事に指示走行も、自主経路も終わった。さて、ここで教官と運転を変わり、彼女も後部座席に乗る。
「ああ、車換えるの面倒だなぁ...このまま試験やっちゃおうよ。」「そんな、私、ギアチェンジなんて出来ませんよ!」「どうせみんな一速のままで走ってるんだから一緒だよ。」「あ、私もちょっとそう思った...」「でも、私はクラッチなんて踏んだこと無いから絶対無理!」
なんか、一気に場がほぐれてしまった。教官の運転で教習所まで戻る。近道をするので細い道ばっかり。「ほら、30km/hって、このくらいスピード出せるんだよ。」「30km/hってこんなに早かったっけ?」「え、35、6km/h...。」べ、別に他意は無かったんですが(^^;)「でも、車ってやっぱり自分で運転するより、人に乗せてもらう方が楽ですね。」う〜ん、その気持ち、よく分かる気がする!でも、私はこれから検定なんだ...。
  教習所に戻ってきて、一旦車から降りて順番待ちのベンチの所に戻る。「あれ?、どうしたの?」「車換えに戻ってきたの。」「なんだ、教官が運転してるから検定中止になったのかと思った。」おいおい...。
  再度教官の運転で、今度はAT車に乗って、行きの人の自主経路の終点まで行く。この車、どうも日向に止めてあったようで...思わず2人で「なんか、暑い...」「ごめんね、ちょっと待ってね。」教官は冷房を強くしてくれた。自分で言うのもなんだけど、なんか間違ってないか、この状況?!
  さて、先ほどの地点まで戻ってきて、運転を交代。いよいよ私の番だ。さっきまでは、まるで他人事の様にリラックスしていたのだが、運転席に座るとやっぱり緊張する。「準備が出来たら行きましょう!」 このコースは、一番たくさん走っている道なので比較的安心なのだが、1個所だけ気になる部分がある...。
  最初は指示で走る。太目の道は比較的順調。脇道に外れると、ちょっと駐車車両が多い。対向車が来たので一旦止まったら、相手がパッシングして道を譲ってくれた。「じゃ、会釈していきましょう!」
  この先は、見極めのときに『銀行強盗』になってしまった信号の無い交差点だ。ここだけは、ちょっと自信が無い。ハンドルを少し左に切りながらゆっくり前に出て、車が切れるのを待つ。やたらと時間が長く感じられる。そろそろ行けるかな...と思いつつ、もう少し前に出ようと思って、ずっと右だけ見ていた視線を前に戻すと「あ、あぶない...。」左から自転車が来ていて、ちょうど車の前を横切ろうとしたところだった。ちょっと冷や汗。ぶつからなくて良かった、と思いつつ、再度車の切れるのを待つ。・・・よし、行ける!「あれ?!今、私、バスの発進を妨害したかも!」交差点のすぐ右側にバス停があって、ちょうどバスが止まっていたのだが、私が出た時にバスも発進の合図を出していたようだった。あちゃ〜?!
  そのすぐ先で左に寄せて止めるように言われる。さて、ここからが自主経路だ。
「地図の確認はしますか?」「いえ、大丈夫です。」「じゃ、準備が出来たら行きましょう!」
  合流も比較的スムーズに出来たし、その先の交差点の右折ももたつかなかった。しばらく走って、ファミリーレストランの角を左折するのだが、その手前辺りで小学生2人が自転車で同じ方向に走っていた。対向車もいて、ちょっと抜きにくい。様子をみていたら、ファミレスの駐車場に入っていったので安心してそこの角を左折したら...「あ!」前を走っていた1台が、駐車場のこちら側の出入り口から飛び出してきて、目の前を斜めに横断して行った!『げげ、もう1台は?!』もし続いて飛び出してきたら...と思って徐行したのだが、2台目はちゃんとこちらの様子を見ながら歩道を走り出した。大丈夫だと判断して先に行く。今度は工事で交互通行...ちょうど対向車がいなくて助かった。この道は、路上駐車がかなり多い。右側に車が止まってるのに、対向車もそのまま走ってきた。ちょっとギリギリじゃない?!速度を落として少し左に避ける...ちょっと待っててくれればいいのに。信号を左折して、教習所まで戻ってきた。歩道の手前で一時停止して、所内のコースに入る。左折して始終点のポールに合わせて車を止める。エンジンを切って、ああ、終わった。
  全体的にはいつもより上手く走れんじゃないかと思うし、スピードも、多少出し過ぎた所もあったかもしれないけど、おおむね+−5km/hの範囲には収まっていたと思うのだが...問題はあの信号の無い交差点だ。 あの自転車とバスはちょっと不注意だった気がする。一緒に乗ってた彼女は「教官は何も言わなかったし、検定中止にもならなかったんだから、大丈夫じゃない?」と言ってくれたのだが、修了検定でバイクにぶつかりそうになってブレーキ補助してもらったときも運転は最後までさせてくれたから、単に教官が情けをかけて、次回のために練習させてくれただけかもしれないし...。
  時間になって、再度教室に集まる。教官が、一人一人に合否と、悪かった点を告げていく...私の番になった。
「あなたは合図ね。3個所遅かった。道を譲ってくれたときと、その先の交差点の所、あとは教習所に戻ってきてからの所。あとは良かったから。」へ?!なんかキツネにつままれた様な気分。あそこの交差点で減点されたのは合図が遅かったことだけなの?!あれが許容範囲ってことは...今まで『慎重すぎる』とか『待ち過ぎだ』とか言われてたのは、そういうことだったんだ。今、初めて分かった。
 合格者に初心者マークが配られた。「1年間はこれ付けて走って下さいね。付けないと違反になっちゃいますから。」
教習生証と仮免許が返された。そして、委任状とアンケートを書いて提出する。あとは、明日以降に卒業証明書を取りに来るだけだ。
今日、ついに私は自動車学校を卒業した。


6月5日(金)
  今日は、卒業証明書の受け取りに行った。あいにくの雨。
  時間より少し早く着いたので、しばらく2階の窓から所内のコースを見ていた。見れば見るほど、今、このコースを走れといわれても、上手く走れる自信が無い。路上に出てから、こんなシビアな道、走ってないもの...。終了時刻が近づくと、路上に出ていた車も帰って来だした。ああ、もう教官と補助ブレーキの付いた車に乗ることはないんだなぁ...と思うと、ちょっと複雑な気分。怖かったり、悔しかったり、いろんなことがあったけど、結構楽しかったかもしれない。人にものを教わるなんて、ホントに久しぶりだったし。
  放送が入って、教室に入る。天気が悪いせいか、6人しか来ていなかった。
順番に、書類をもらって受け取りの署名、捺印をする。全員が受け取ったところで書類の説明があった。
卒業証明書と運転免許申請書、住民票が一纏めになっていて、これを持って二俣川に試験を受けに行く。受験時の手順に付いて、簡単な説明があった。「最近の合格率は5割程度です。あと、月曜日は、混んでるみたいですよ。」あらら、来週の月曜に早速受けに行くつもりなんだけどな...。
  書類の束には、もう一枚、A3サイズの紙が付いていた。「これは試験場に持ってかないで下さいね。」あはは!入校日から卒業までの節目節目の日付が入ったメモリアルテーブルだって!各段階に要した日数とか、履修時間数なんかが書いてある。初めてハンドルを握った日。初めての単独運転...ああ、無線教習って、そういえば一人で運転したんだっけ。初めて路上へ出た日。初めて高速を走行した日。一番最後は空欄で免許証交付日。ご丁寧に『あなたが記入しましょう』なんて書いてある。
  最後に、交通安全に関する講話があった。いくつか事故の事例の説明があり、スピードを出し過ぎない様に、とか、高速道路で渋滞の末尾に付いたときはハザードを付けておくと、突っ込まれるような事故を防ぐのに役立つとかの話があった。
  3月26日に入校してから6月4日に卒業するまで、在籍日数70日間。長かったような、短かったような...。
あとは、二俣川の試験場での学科試験を残すのみ。頑張らなきゃ!


6月8日(月)学科試験 
   さて、今日はいよいよ二俣川の運転免許試験場に学科試験を受けに行く!受付時間が8:00〜9:00ということなので、いつもよりかなり早起き。ちょっと眠い...。
  二俣川の駅に着いて、まずバス停を探す。歩いても10分ちょっとらしいのだが、上り坂だし、万が一道に迷ってもいけないので、とりあえずバスに乗った。運賃は先払いで190円。発車時刻までしばらく待つ間に、かなりすし詰め状態になってきた。これ、みんな試験を受けに行く人なんだよねぇ...。やっぱり月曜は混んでいるのかもしれない。それともいつもこうなのかな?
  バスに乗ってしばらく行くと、前方に「運転免許試験場」と大きくかかれた看板が見えてきた。あ、ここは駐車場だ。その先に広がってるのがコース?!うちの教習所のコースの5倍、いやもっと広いんじゃなかろうか。最初に見えた駐車場の所にバス停が一つあって、試験場の正門の所にまたバス停があった。なんか途方も無く広い。
  バスを降りて、試験場に入る。着いたのはちょうど8時頃だった。建物がいくつかあって...みんなが行く方について行く。
  建物の中に入ると、正面に巨大な電光掲示板があって、窓口の案内が書いてあった。左側には証紙を売っている窓口がある。既にどこもかなり長い行列が出来ている。
  まず、整理券を配っている窓口に並ぶ。最初は2個所で配っていたのだが、人数が多かったためか、途中で机が持ち出されて、臨時の窓口が出来た。「はい、時間が無いから早くして!」なんとなく殺気立っている。窓口で書類をチェックしてもらい、整理券を受け取る。
  次は、証紙を購入。免許の種類によって手数料が異なるので、「普通車」と言うと、試験手数料と免許交付手数料の合わせて3900円分の証紙を出してくれた。このうち、試験手数料2100円分の証紙を申請書に貼る。
  さて、やっと受け付けだ。いくつかある窓口の、なるべく早そうな所に並ぶ。書類を提出し、すぐ横にある視力検査の列に並ぶ。適性試験だ。聴力検査を兼ねた視力検査を受ける。合格、ということで、その先にある集合場所に進んで案内放送を待つ。
  普通車の試験の案内放送が入った。係りの人がやってきて、2列に並ぶ様に指示され、そのまま別の建物に移動。教室に入って端から順に席に着く。座席には番号が張ってあって、それが受験番号だった。
  全員が着席すると、解答用紙が配られ、まず説明を受けながら申請書の登録番号等を記入する。それが済んだ時点で申請書は回収された。続いて氏名、生年月日、受験番号、問題番号等の記入を説明を受けながら行う。問題は2種類があって、隣り合う座席同士が異なるようになっていた。
  「何にでもいいので、メモしておいて下さい。発表は机に付いている受験番号で行われます。ここは第1試験室です。合格発表は10:30の予定です。間違えない様にして下さい。」試験は複数の組で行われるようだ。そういえば受付時間は9:00までのはずだが、まだ9:00にはなっていない。
  私物を片付けるように言われて、試験問題が配られる。「問題用紙を確認して下さい。先ほど指示のあった番号と、配られた問題の番号は合っていますか?違っている人、または、問題用紙に印が付いていたり書き込みがあって見にくい人は申し出て下さい。」私のところに配られた問題用紙の一部に○印が付いていたので、そのことを言うと別の用紙と取り替えてくれた。
  さて、試験が始まった。問題数は100問で、90点以上が合格なのは学測と同じ。だが、問題はこっちの方がずっと難しいというか、わかりにくいと言うか...。解答用紙のメモ欄に自信の無い問題の番号を書き上げていったのだが、1枚目は50問中2問だけだったのに対し、2枚目は1/3くらいが曖昧だ...。ちょっと予想外。合格率が5割というのが実感として迫ってくる。
  試験官が教室内を回って監視しているのだが、私の机の横からず〜っと動かない。何かまずいのだろうか?と思って顔を上げると「ちょっとマークが薄いみたいだから、もし時間が余ったら少し濃く塗り直してね。時間が余ったらでいいからね。」なんて親切!ちょっと緊張がほぐれたかも。
  3回くらい問題を見直して、もう、これ以上どう考えても分からなくなった。一応、曖昧な分は10問以下に絞り込んだけれど、それ以外の部分でも間違いがあるだろうから、かなり心許ない。マークの薄い部分を少し濃く塗り直して、全体をもう一度チェックして提出。修了5分前だった。
  退室して、元の建物に戻る途中、前を歩いていたちょっと年上くらいの女の人に声を掛けられた。やっぱり一人で受けに来たそうで、発表までご一緒することにした。偶然にも、私の実家の方の自動車学校の卒業生だった。私とは別の問題が当たったそうだが、やっぱりとても難しかったと言っていた。
 話をしていても、放送が入るたびに緊張して聞き耳をたててしまう。「落とし物が届いております。袋に入ったローソンのおにぎり...」ずるっ!でも、落とした人もよっぽど緊張していたんだろうなぁ...。
  ついに放送が入った。「普通車、第一試験室、10:30予定の合格発表を行います。受験者は電光掲示板前にお集まり下さい。」
掲示板の表示が変わる。いよいよ発表だ...左側1/4の部分に受験番号の前半、その隣の1/4の部分に後半の合格者の番号が前から順に表示されていく。かなり飛び飛び...あちこちで悲鳴とも歓声ともつかない声が上がっている。「あ、あった!」彼女の方が先に自分の番号を見つけた。「あ、私もあった!」よかった、合格だ!!
  「普通車、第一試験室、合格された方は2階講習室に集合して下さい。」放送が入り、かなり慌ただしく移動。
交通安全に関する簡単な講習を受ける。神奈川県はここ数年、交通事故ワースト10に入っているそうだ。事故の発生しやすい場所やそこで起きている事故の種類等の統計資料の説明があり、安全運転を心がけるようにとの注意があった。
  それに引き続き、交通安全協会からの入会案内があり、希望者に対し入会の受付を行った。
  しばらく講習室で待機した後、写真撮影に向かう。
「これから写真撮影を行います。その際に一度申請書を皆さんにお返しします。免許証の記載内容に誤りが無いか確認して下さい。また、皆さんの気になる学科試験の点数ですが、申請書の右下部分に記載されています。写真撮影が済んで、申請書を提出した後はお見せすることが出来ませんので、よく見ておいて下さい。では、名前を呼ばれた順に申請書を受け取って、写真撮影を行って下さい。」
  さて、順に名前が呼ばれ出したのだが、これが、いまだかつて聞いたことも無いような恐ろしい早口!一瞬たりとも気が抜けない。一緒にいた彼女は割と早いうちに呼ばれたのだが、私はいつまで経っても呼ばれない。なんだか、だんだん不安になってきた。聞き落としてしまったのか?もしかしたら、受験番号を間違えて覚えていて、実は本当は不合格だったんじゃないか?!
  残り1/3くらいの所でやっと名前が呼ばれた。申請書を受け取って、いくつかある写真撮影の列の一番短そうな所に並ぶ。ここもまた、恐ろしく手際が良い。申請書を提出して、椅子に座ったと思ったら、もう撮り終わっていて、受領書を受け取る。あっという間だった。
  先に終わっていた彼女が待っていてくれた。「ねえ、何点だった?!私はね...」「あ、すっかり忘れてた!え〜、もう一生分からないんだよね。しまった!」名前が呼ばれるまでの緊張で頭の中が真っ白になっていて、言われるまで全く思い出さなかった。ちょっと残念だが、まあ、合格できたんだからいいか。
  受領書に住所、氏名等を記入し、交付手数料1800円分の証紙を貼る。これで準備OK。
  免許の交付は午後2時前後の予定だが、最近はだいぶ早くなっているので1時半頃には交付窓口付近に集まっていた方がよいとのことだった。
  とりあえずお昼。彼女はサンドイッチを持ってきているとのことだったので、私も売店でサンドイッチを買って、外のベンチに座って食べながら、教習所の話とか、友達の運転の話しなんかをしていた。
  第4段階の特別項目は場所によって違うとは聞いていたけれど、うちは『タワーパーキング等の駐車』だったのに対し、彼女のところは『坂道』だったそうだ。同じ神奈川県で、たいして距離も離れていないのに、ずいぶん違う。「私、まだ、トンネルって通ったこと無いんですよ。」「あ、高速のときにあった。点灯しろって言われたけど、ずいぶん明るかったよ!」「え、高速ってどこだったんですか?」「横横」ああ、そっちの方が景色もいいし、道も適当に曲がっていて面白そう!「どこだったの?」「第三京浜」「なんかスゴイね。」「3車線の広くて、ひたすらまっすぐなだけのところでしたよ。」「私、まだ3車線の道路って走ったことない。」
  一人で待ってたら、ちょっと淋しかっただろうけど、この人がいてくれたおかげで、なんだか楽しかった。
  1時を少し回った頃に交付窓口の前に移動した。話をしながら待っていると交付の案内が入った。
  窓口の前に集合し、受け取りの手順の説明を受ける。名前が呼ばれたら、自分の免許を受け取って、受領書と仮免許を提出する。『また早口だったらどうしよう』と思って思わず身構えてしまったが、今度はそんなことはなかった。
  「まず、他の免許を持っている人から交付します。」彼女は原付を持っているので先に呼ばれた。今回の合格者は全部で250人ほどだそうだ。結構時間がかかる。
  やっと私も呼ばれた。これが私の免許証なんだ!写真は、ちょっと緊張して不機嫌そうな顔に写っていた。そして、いままで一緒に路上で練習してきた仮免許、ありがとう、さようなら。
  すっかり明るい気分で家路につく。彼女曰く「これで、やっと人間になれたね!」 確かにそれはちょっと言えてるかも。
教習所に通っている間は、神経が張り詰めてしまって、ぐっすり眠れなかったりした日もあったけど、やっと結果が出せた。
  「お互いペーパードライバーにならない様に、安全運転で頑張ろうね!」彼女とは横浜駅で別れた。いつかまた路上で会うことができるかな?
  さあ、これで車を運転することが出来るようになった。でも、それは運転するための許可を得ただけにすぎない。
本当の意味で行きたい所に自由に行けるようになるには、あとどれくらいかかるだろう...。
ここまで指導して下さった皆様、本当にどうもありがとうございました。
 

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